ミュシャ展

アルフォンス ミュシャをご存知でしょうか? チェコ出身の画家でパリでポスターイラストレーター?として大ブレイクし一時代を築き、晩年祖国のチェコに戻り「スラブ叙事詩」を制作するも、時代は第二次大戦、チェコに進行してきたドイツ軍に危険思想を持つものとして捉えられ獄死してしまう。 彼の作品もピカソ、ミロなどの抽象画が隆盛であった当時、「スラブ叙事詩」は時代遅れ感があったのかあまり高い評価は得られず、チェコに「スラブ叙事詩」の常設展示の美術館ができたのは2012年とつい最近の出来事のようです。 

そんな「スラブ叙事詩」が海外では初めて東京の「新国立美術館」で展示される。

チェコは無理だが東京なら行ける!といてもたってもいられず、見に行ってきました。

草間彌生展も同時開催!(水玉模様だけで彼女を連想させてしまう!樹木希林がピンクのカツラをかぶったみたいな容貌だが彼女も強力な個性を持った芸術家です。)

連休明けの平日に行ったのですがなかなかの人出です、用心してホテルの近くのセブンでチケットを購入して行ったのですが正解でした。

スラブ叙事詩の作品は4~6メートルとか大作ばかり、おかげで人が混んでいても後ろからよく見えるし、逆に作品のすぐ近くは空いている。

同じロビーで右見てる人や左見てる人、背中向けている人が混ざりあって不思議な空間だ。

このフロアは写真撮影OKだったので、私を始めみなさんもパシャパシャ撮影していたが、盗撮防止のためでしょうがないとは思うが携帯のシャッター音は実に品がない。 

私は「スラブ叙事詩」の予備知識がなかったのでヘッドフォンを借りて解説を聴きながら鑑賞。

彼の作品は広角レンズ的な視点で書かれていて特に絵に英雄や著名人を大きく描いたり光を当てたりしていない。(ひどいものは背中を向けている。)

むしろ戦争やいろんな状況に戸惑い迷う市井の人々を丁寧に描いていた。